湘南ミュージックラボ
ピアノ演奏に役立つ音楽脳エクササイズ
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R003-01:8 beat : Rock (fast)
高速 8 beat ロックの定番
早いテンポの8beatです。典型的なロックのパターンになっています。ベースが基本的に8分音符の連打でドライブしているので、鍵盤は、コードの変わり目のアタックと響きの持続を担っています。このアンサンブルにエレクトリック・ギターが参加すれば、王道の4人編成のロックバンドになるでしょう。
置いて行かれないように。
『1』は、ウォーミングアップ。一番最初の音符から送れないよに、ガイドリズムのカウントとドラムのフィルインに集中しましょう。
8小節目に8分音符の裏拍のみの「キメ」(全員でリズムを合わせるフレーズ)がでてきます。乗り遅れないように、さらに、その直後の9小節目の頭をしっかり捉えられるように練習しましょう。
※ヒント 『1』『2』では、コードはシンプルなAmのみです。後半に展開形がでてきます。譜面は1段譜面になっています。右手、左手を片手ずつ練習しましょう。空いている側の手で、左手ならばベース音、右手ならばメロディーを想定して1音加えて練習しても良いでしょう。
『2』では、2小節目を「くって」います。リズム的に、ドラムやベースも含めて全体としてはっきりと「くって」アクセントを出すパターンと、ドラムは「くわず」に、伴奏として「うわもの(上物)」のキーボードのみがコードの変わり目や、小節のまたぎて「くって」弾くパターンと両方が考えられます。
キーボードのみ「くって」いる場合は、比較的プレーヤーのフィーリングに任せて自由に「くったり」「くわなかったり」を選択して弾いても大丈夫な場合もよくあります。ドラムとベースもしっかり「くって」いる部分は確実に合わせられるように意識して下さい。
『3』から、2つ目のコードがでてきます。G/Aと書いてありますが、分数コードなどと呼ばれるコードです。分母にあたるAはベース(一番低い構成音)で基本的に、単音です。(分母側もコードとして、上下でコードを演奏するようなケースがジャズではありますが、ここでは単音とします。)G on A という書かれ方をする場合もあります。同じく、Aというベース音(単音)の上側にGというコードが乗っていると理科しましょう。
※ヒント ここでは、片手ずつの練習を想定しているので、譜面にはベース音に当たるAの音が出てきませんが、リズムバッキングのなかで、ベースギターがしっかりAの音を弾いています。キーボードがGを弾くことでG/Aになっています。
『3』の8小節目の最後の4拍目の裏で、次の『4』への入り口へ「くって」います。このアクセントを、乗り遅れずしっかり弾けるように集中して練習しましょう。
『4』は基本的に『3』と同じです。バッキング演奏が、よりボルテージが上がってきています。キーボードも音量を上げて対応しましょう。
エンディングとして、『4』の終わった後、ドラムのフィルに導かれて、2拍目の裏の位置で、全員でアクセントをつけて合わせ、音を伸ばします。
※ヒント 音を切るタイミングのガイドとして、ドラムのフィルが入っていますので、フィルに合わせて「ビシッ!」と打ち直すか、音の余韻をピタッと止めて終わります。切るポイントはバンドなら全員が目を合わせたたり、ギターやベースのプレーヤーのアクションや、ここでのドラムのフィルのような「合図」で音をぴったり止めます。バンドのメンバーになった気持ちで音を止める練習をして下さい。ガイドでは弾きなおさず、余韻を止めるタイプになっています。
コード解説
文中の解説に書いてあるように、Am と G/A がでてきます。
コードについては、別途「コードのコース」で、色々解説をしていくので、そちらも見て下さい。
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