湘南ミュージックラボ
ピアノ演奏に役立つ音楽脳エクササイズ
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R002-01:Shuffle(シャッフル)(1)
シャッフルとは
シャッフルと呼ばれるリズムは、基本的に3連符を土台にしたリズムです。3連符の番目をぬいいた形で、丁度スキップするような感覚で「タッカ・タッカ〜」と気持ちよく乗っていいきます。馬が軽快に小走りするような感じですね。ポイントは、このリズムはシッカリとした3連符の土台の上にかっちりハマっていて、前のレッスンでのスイングのアフタービート(表の拍ではない裏拍の事)のノリとは違います。スイングでのアフタビートは、どの程度跳ねているかは、テンポや曲調によってその都度違のですが、シャッフルでは、3連符の3つ目の位置に裏拍があるという縛りがあるように感じます。大きな意味ではアフタービートと言えますが、流動性はありません。
書きかけ
『1』では、早速左手コードのリズムでシャッフルのノリに合わせて、3拍目の裏と4拍目の裏にアクセント付きの刻みがでてきます。譜面の最初に8分音符=跳ねてますよ。という宣言が出てきます。ここでは8分音符で表現した裏拍は「3連符の3番目の位置に跳ねている」という意味です。「この宣言の表示はスイングでも使われますが、そちらは厳密に3連符という意味は持たなないので、「8分音符で跳ねてます」という意味だと思ってください。
コードはG7,9,13というコードです。レッスン中もうひとつG7,9,11,13という1音違いのコードが出てきます。後で解説します。
このレッスンはシャッフルなので、シッカリ3連符の3番目の位置を受け止めて練習しましょう。
※ヒント ハードロックの名曲にも、この3連符を土台にしたシャッフルの曲がたくさんあります。特徴は3連のビートの上に乗っているので、非常に頻繁に本来の3連のリズムとしての3発連打のフレーズに移行できる点です。ガイドリズムのドラムもフィルでスネアドラムの3連フレーズを使っています。練習中、ピアノも自由に3連符を入れて楽しんでみても良いでしょう。
『2』からは、両手での同時に強いシンコペーションをになっています。こういう2拍目と3拍目を跨ぐように繋ぐ事を「なかぐい」(真ん中をくう」と表現することがあります。レッスンとして音楽的な面白さを追加するために、コードが少し変えてあります。G7,9,11,13というコードですが、左手の中指と人差し指の交換だけなので、それほど難しくないと思います。チャレンジして下さい。
『3』からは、もう少し複雑なリズムになります。ポイントは1拍目の頭が休符になっている点です。「頭抜き」のパターンになっていると言います。1拍目の裏から入る事になるので、少し難しいですが、ここでもシッカリ3連符のノリにシッカリついていけるように集中して練習しましょう。さらにハードルを上げるために、「くった」小節ごとに、『1』『2』で出てきた2種類のコードを代わり番こに弾くようにしてあります。最初、難しいようでしたら、コードは変えずにリズムに乗る事を優先に練習してみて下さい。
『4』では、さらにコードの移り方が早くなっています。「なかぐい」の位置で2種類のコードが代わり番こにでてきます。ここでは右手にメロディーラインを想定して1音のロングトーンにしてあります。色々意識が分散することになるので、最初はややこしく感じると思います。1つ1つの課題を順番に練習するのも良いでしょう。片手ずつやってみる。コードを変えないでやってみる。右手のロングトーンをやめ、両手で同じリズムを弾いてみる、などが考えられます。
できるようになってきたら、合体させてみて下さい。
コード解説
このレッスンで出てきたコードは G7,9,11,13 とG7,9,13。違いは11の音(C)の有る無しです。弾き方としては、「カニ型」ポジションから、右手人差し指(C)と中指(B)が入れ替わっているだけですね。音の積み方としては,11(C)と3(B)が入れ替わっています。
詳しくは「コードコース」をみて下さい。特にG7,9,11,13は別名「G分のF」「G分のF∆7」などと呼ばれ、ポップスやロックで非常に頻繁に出てくるコードです。響きで覚えてしまいましょう。
コードについては、別途「コードのコース」で、色々解説をしていくので、そちらも見て下さい。
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